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2006年06月16日

「三国志が面白いほどわかる本」三宅嵩広

という本を図書館で借りて読んだ。ぶっちゃけた話、正史を知らんライトな三国志好きに向けた、正史と演義や伝承を交えた解説本。

厚さの割には内容は薄く、あまり知らない人が気後れせずに正史の話に触れるにはうってつけだと思った。
内容。俺は演義や吉川を知らんから、横山三国志を演義として考えていることを先に断っておく。

桃園結義が実際には史書にないとはいえ、そのようなことがあってもおかしくはなかっただろうという解説や、演義での情けない魯粛はまるっきり描かずに大政治家としての魯粛を描写していたりと、かなり頑張っていると思う。

ただ人物紹介などで演義と正史、正史本文と註をしっかり区分けしていないなど、不徹底な箇所があるのには少々残念。

だが、しかし、この本の重大な点を見逃してはならない。

それは沮授をクローズアップしている点だ。

この本では、紹介する人物をかなり絞っており、魏延甘寧クラスのそこそこ有名程度ははしょってある。曹操幕僚に関しても、郭嘉辺りが数行の紹介など、主だった人物以外は出来るだけ名前も出さずに解説している。

その中で、沮授に関して数ページ割いているのには、驚きを通り越して笑ってしまった。そこまで沮授を買うか! いいね! しかも註にある名言まで紹介してるし。

ただ基本的には曹操、劉備、関羽、諸葛亮、周瑜と、案外ありがちな取り上げ方をしているので、ファン脱出〜中堅の三国志フリークには合わないのではないかと思う。

正史は知らないけど興味はある。でもあの分厚いの三冊に文字がびっしりありえない、という方にはお勧め。先ほども書いたとおり、内容は薄いながら、紹介している内容はそれなりにしっかりしている。あと、やはり先ほども書いたが甘寧ファンとかが見ると暴動を起こしかねないので注意。名前すらほとんど見あたらねえ。

ちなみに筆者は予備校の漢文講師だそうで。

今日はこれで終わり。

 
突然ですが、ここでクイズです。

みずのともだちカッパーマンに登場する猫又。さてこの猫又、オス、メスどちら?

前回の答えは…

A・ゲーム。月子恐い。それと、スト4は出てない。

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Posted by keel at 02:31│Comments(0)三国志
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