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2007年12月04日

ゼーガペイン

俺が観たい観たいと言ってたら、弟がDVD借りてきてくれた。べんり(←失礼)。

実体のないサーバ内のキャラだのと、そういう設定からすげー気になっていた作品なんだが、製作者の中に伊東岳彦がいたので観たかった。

いやだって、宇宙英雄物語思い出すじゃない。
とは言っても、宇宙英雄物語の最後だけだけどね。実は全キャラ、誰かが作ったキャラクターで…というもの。
アレを進化させたのかなあと思ったので。
あとは全然関係ないだろうし、事実そうだった。


第一話はたるかった。話に動きがないのかなあと思い、セリフにいまいち色がないのかと思ってテキストに変換してしばらく観てみて気づいた。

声優が下手だ。

基本的に主人公とヒロインばかりしゃべっていた一話だが、なんか抑揚がないセリフが続くなあと思っていたんだが、テキスト自体は別にそんなことはなくて、むしろ声、特にヒロインの抑揚がなかった。
わりと活動的なキャラっぽいのに、無感情のキャラっぽかった(そのせいか、一時的に上手いと思ったことがあった)。

男はそこまでひどくはないが、フォローするまで上手くはない。
初めはあんまりキャラを多くしないで話を進めるべきだとは思うが、フォローが少ないのでちょっとキツかった(ちなみに脇役や他のメインキャラは別に下手とかではなく、普通に聴けた)。

というか、そもそもキャラクターがいきなりで過ぎ。テンプレート的なキャラが多い(実際に観続けると、ちょっと捻ったキャラだ)が、それでも把握しきれない。

放映中はあまり人気がなかったらしいが、理由はそこにありそう。

あともう一つ。主題歌のオープニングとエンディングで雰囲気が落ち着いた感じで被ってる。

それと、味方は多いが、敵にバリエーションが皆無であまり追い詰められた感じがしないのだが、ここは作風的に仕方のないところか。

また、この作品の世界におけるルールがイマイチ浸透しない。どういう理屈でこうなっているかはわかるんだけど、何で助かるのか助からないのかが腑に落ちない。

あと戦闘シーンがなんか…一枚絵はいいけど動くとしょぼいポリゴンゲーみたいな感じだ。武器そのものなんかは雰囲気出ていて良かったんだけど、敵の動きが昨今のシューティングゲームの如く何か法則性がないと叩かれでもするのかよ? 的な動き…主役メカにか壊されるための動き…であんまり緊迫感がなかった。


このあたりが気になった悪い点。
他は大体好感触。

実は、上であげた欠点も、いくつか克服していくものもある。
設定に関してなんかは、結局は後になればなるほどわかってくるものだし、その辺は元々ある程度想定していたのでそれなりに把握できた。

他、絵では表現できていなかったが、演出的には生身の人間とそうでないものとが区別できてたんじゃないかな。

この作品、生身の人間ってのが微少な作品のわりに、人間讃歌っぽい感じがした。
人間ではないものが「生きるって素晴らしい」的な奇麗事を吐いているのだが、普通の作品なら滑稽に見えるシーンが、この作品だと実態とのギャップがあって面白味があった。

最後に。
次の伊東岳彦が手がける作品が楽しみだ。この人の発案のものかはわからないが、世界観(実際に持っているものか、製作の際に念頭に入れているものか知らんけど)的に次をどう作るのか気になる。

ところで宇宙英雄物語のネタバレしちまっているんだがいいのだろうか。

今日はこれで終わり。

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