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2009年05月19日

『てんぎゃん』

うん。もう12位の出番だね。
しかし、これを挙げてよいのやら。『てんぎゃん』。

何でかって言うと、これは第2部が始まるはずで、そうなるとアウターゾーンとかそういうのっぽくなるんだよ。
だから、ちょっと気が進まないんだけどなあ。

ジャンプには珍しい、スポーツ選手以外の伝記漫画(スポーツ選手だって珍しいのに)。
もうこれは教科書に載っていてもおかしくないくらい、漫画の題材としては非常に固い、南方熊楠を描いた漫画だ。
これでどうやったら長期連載になるんだろうか。


一応、この作品は天才の身近さを描いているとは思う。
確かに一瞬見ただけの絵を再現して描くとか、そういう人間離れ的な才能についても紹介されているが、基本的にひねていて奇妙にせっかちで喧嘩っ早く、青年になったら酒飲みまくりとか。

いや、あんまり身近じゃないなあ…

しかし一種偉大な業績を残した人は、案外別の分野で凡庸だったりするような話なんかは、ある程度紹介されてて、やっぱり読者と話とのつながりを持たせようとしていたとは思う。
だが、必殺技がゲロとか、およそジャンプの主人公らしくない部分があまりに多すぎたため、なかなか人気が得られなかった。

また、ロンドン以降の南方の業績がなかなか確定せず、話を作りきれずに今の今まで、そしてこれからも第2部を待つ破目になっているのだ。


わが道を行く、的な、うらやましいような進行方向なので、そういう意味では妬みのひとつも感じることもあるかもしれない。
けれども、そんなことをしていると非常にあとで困る話も描かれていて、ただの伝記ではないことを伺える。
もちろん、未だ完成せずということもまた、ただの伝記ではない事を思い出させる。

大サイズの単行本一冊分にしかならない本作だが、南方の時間の経過が短縮されているので、簡単に一気に読める利点は大きいかもしれない。

そんなわけで、次回作を待ちつつ、レビューを終了しよう。

あ、そうそう!
予定通り2部が開始したらこの記事削除するからね!

今日はこれで終わり。


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