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2009年05月30日

『プリズムコート』

今回は…前回と打って変わって知る人ぞ知る度が高いギャルゲ。ギャルゲ!
これがギャルゲの代表作だ。

とは言っても、俺的にはギャルゲとしてはそこまで楽しまなかったプレステ(初代)のバレーボールギャルゲ『プリズムコート』こそ8位よ。

いやー、ここでこのゲームが出てくると予想できる人って何人いたかな?

…はい。
おととい下の文に見覚えある人はセプテントリオンの方へお戻りください。
ちゃんとなってる…はず。

くそっ、前回間違ってこっちをコピペしちまったい!
しかし↓コレでタイトルわかるもんなんだな…


プレステ(初代)には、これに限らず隠れた名作(本当に隠れてる)が多数存在するようなのだが、これを一つの代表だということでカンベンしてくれ。火魅子伝とかみつめてナイトとか、えーとあとあれとかそれとか他いっぱいのファンの人。

まさかのギャルゲであるが、6人しかいない女子バレー部を全国大会優勝に導くとか無茶すぎな話はやっぱりゲームでだよね。
そう、そのためのゲームが面白いのでここに出てきたわけだ。

最初からバレーボール経験者がいるものの、初心者が混ざっていたりと、パラメータのバランスがそれなりになっているのが良いね。
あんまり経験者が弱すぎるとなんか変に思えるし…って、まあ鍛えたらわかるけど、上限考えたらそんなに差はないんだよな…

一応主人公格のヒロインは経験者で、名前の元ネタの作家が出す小説の厚さに倣ってクソでかいキャラで、身長の設定だけならサクラ大戦のあの方と同じくらいだったような。
なかなか面白いヒロイン格だが、他の経験者にもそういうのがいたりして(サクラで言うならマリアくらいか)。

んで、素人は眼鏡(俺的にどうでもよかった)とチビオタで、眼鏡はシナリオやってないからわからんが一種のテンプレ(というか、このゲームは全部テンプレか?)なのがちょっと納得いかなかった。
チビオタが癖強く、こいつが全てを受け入れてくれる立ち位置にある。
身長が低いのにアタッカー向きとか、存在から趣向まで全てマンガかアニメと言っていい。
俺はあんまり好きではないのだが、一番わらかしてくれたのはこのチビであるのは間違いない。わからないネタの方が多かったけどね。

残ったキャラはどうでもいいどころかむしろこの二人でしかクリアしてないのだが、AT6号系の無口と病弱だ。
おお、なんか見たことのある組み合わせ…あれ、俺もこれパロったのかな? と思ったが、プレイしたのは実は21世紀に入ってからなので気のせいでした。

病弱はリーダー格らしい態度、無口は勝利へのひたむきさを好んでいるので、まあ関係ない。



キャラの説明だけで長くなったがこのゲーム、キャラがいいかと言われれば、実はテンプレの塊だけに、盛り上がるくらいにはできてる程度でしかない。
要は、キャラだけで話を引っ張れるか、というと、それはない。

しかし、ストーリー展開はベタなので当然盛り上がりはあるし、なんと言ってもテンポがいい、さらにバレーボールの知識はそこそこでもプレイ可能でもある。
まあリベロとか25点とかのルールになる前のゲームなので新ルールに対応してないが、俺自身バレーボールをやっていたのは新ルールに移行する寸前くらいだったので全然問題なかった。

そういうわけで、ゲームとして相当にデキているのがこのゲームの一大ポイントだ。
基本的に卒業とかの育成ゲームと同じなのだが、キャラごとに各キャラに対する好感度みたいのがあって、それが低いとチームワークが悪くなり、試合はもちろん練習にも支障をきたすステキシステムだ。
育成パターンも、序盤はどの能力を上げるか結構迷うし、そこそこ強くして練習試合で勝っておかないと上手く上に上がれない感じ。
キャラのリアルを出すのであれば、もう少しワガママを言ってくれてそこで負けさせて理解させるような流れもOKならもっと良かったんだけど、望むのは酷か。


そんなこんなで6人だけで3年の高校バレー部生活を過ごすのだが。
3年たっても部員が誰も入ってこないんすけど。

その辺のエクスキューズがちょっと納得いかないし、ゲーム的にも面白くないのだが、3年のうち初年度から優勝することも可能と言うフリーなゲーム…つーか負けたら負けたでちゃんとシナリオ展開するとか、すげーと思うんだけど。
しかも6人の子の攻略シナリオはそれぞれちゃんと違った雰囲気で進むとか…
確かにこりゃ一からきっちり作るとシナリオも破綻じゃなくて辛くなるわ。
そんなわけで、どっかの真似とかパクリに関しては、ここまでのゲームなら大目に見てもいいやと思った。
どうせアニメや特撮はそこまで見ない俺にはほとんどわからんし。

さまざまな問題点があり、商売的にまったく失敗した本タイトルではあるが、俺はこのゲームを堂々と高く評価する。
ゲームとしては、こんなゲームがやりたいと思えたし、作るならこのくらいのレベルは目指してみたいわけだ(この好き10トップ10企画ではそういうゲームを集めているというのもあるが…昔の記事見返したら、レビュー予定とか済みとかのタイトルがたくさん出てるな…)。

ギャルゲとか無理、とかおっしゃるわけでなければ、ぜひぜひプレイしてみてもらいたい作品である。
見つかればね。


今日はこれで終わり。

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