2012年09月10日
ゲーム脳とか言う論に対する私見
で、で、でたー! ゲーム脳!
というわけで、ゲーム脳とはなんじゃらホイ?
という疑問に対するお話。
というわけで、ゲーム脳とはなんじゃらホイ?
という疑問に対するお話。
世間一般で言う、森なんとかとかいう博士かなんかが提唱したゲーム脳。
それは、テトリスとかやってると脳からβ波が発されてα波足りないから、アルツハイマーっぽくね?
という点でゲームばっかりやってると認知症っぽいという話(てきとう)。
そらちゃうやろ、と言うのがやはりゲーム関係側からの反論なのだが、論を覆す事自体はともかく、ゲームが悪影響じゃないか、という点については特に話を聞かない。
とはいえ、森とかいう博士は、こんな感じで分析したそうな。
ゲームでは視覚と運動の神経回路だけが働き、「考える」ことが抜け落ちる。
ゲームを長く続けると、前頭前野の活動低下が慢性化する。
テレビなどの視覚刺激になれた人(ビジュアル脳)はゲーム脳に移行しやすい。
んなアホな、と思う人も多いかと思うが、個人的には「この状態自体は確かにゲームやり過ぎると有りうる」とは俺も実は思ってる。
問題なのは、それはゲームだけか?
という点。
まず、テレビなどの視覚刺激になれた人(ビジュアル脳)はゲーム脳に移行しやすい。という点。
むしろこれは、テレビ自体がそもそもゲーム脳を生んでいるだけじゃないか?
故に、これはゲーム脳ではなく、テレビ脳と名付けるべきであった。
んで、ゲームを長く続けると、前頭前野の活動低下が慢性化する。点。
確かに前頭前野の機能を考えると、ゲーム中は落ちると思う。
でもそれって集中してるってことだから、他にも集中が必要な業務だと落ちるんでね、と思ったらプログラミング中や将棋中も機能が落ちるらしい。
何かにずっと集中するのは、ある意味ではデメリットはあるが、メリットになることもあるから何とも。
これに関してはゲームばっかりやってちゃダメ、くらいで済む話で、なんとか脳を持ち出す意味は無い。
最後に、ゲームでは視覚と運動の神経回路だけが働き、「考える」ことが抜け落ちる。
これが問題。
これは正しいし、間違い。
正しい部分は、”視覚と運動の神経回路だけが働き、「考える」ことが抜け落ちる”点。
間違いの部分は、”ゲームでは視覚と運動の神経回路だけが働き”の点。
ゲームによるとしか言えない部分を、ゲームが全て持っている要素、と言っているのが問題。
森とかいう博士の頭の中では、ゲームは全て覚えゲーアクション(パズル)だという先入観があったんじゃないかと思っている。
テトリスなり、マリオなり。
確かにそういう要素を重視したゲームが多いが、そうではないゲームもあるので、ゲームと一緒くたにした点が問題なんだろう。
というわけで、ゲーム脳の論については(笑)をつけていい類の論ではあるが、しかしゲーム脳と呼ばれても良い悪影響要素が本当にないか、と問われれば、俺は「ある」と答える。
ゲーム慣れした人の問題点をあげつろう。
・常に最適解を求める
デメリット
→最適解以外の行為を拒否する
基本的に、コミュニティ障害呼ばわりされる可能性が高い部分。
・リスクテイクできない
デメリット
→失敗を恐れて何もしない
攻略本、攻略Wikiの弊害で、失敗したくない感が強い。
・不明な情報はないものとする
デメリット
→予測に頭を使わず、結果から「運」で片付ける
情報から答えを抽出するため、情報がない部分について考えなくなる。
・状況は変化しないものと思い込む
デメリット
→枝葉末節部分での状況変化についていけない
ゲームは一端状況が固まったら、その場は状況が変わらない事が多い(その部分もプログラムしないとならないため)。
・努力は必ず報われる
デメリット
→努力(がんばり)だけでは何とかならない壁を乗り越えられないことに気づかない
RPGの経験点システムが生んだ悲しみのゲーム脳(部活動のほうが深刻だが)。
・待ちの恋愛になる
デメリット
→相手がフラグを立てない限り、恋愛モードにならない
ゲームでは状況が押し寄せるために、自分から行動する必要がないため(アニメの方が深刻だが)。
・データを信用し切る
デメリット
→実際に起こっていることよりも数字を信じる
「ここにこの数字が出てるから、こう」というのを露骨に主張する(試験勉強のほうが深刻だが)。
・死んでも生き返ると考える
デメリット
→死んでも大丈夫だと思い、やりすぎたりする
当人の世界観によるし、なんとも言えないけど一応(漫画のほうが深刻だが)。
・銃器など危険物に鈍感になる
デメリット
→実際に目にすると、危機意識が薄すぎるか、過度に怯える
使ったらどうなる、への想像力への影響はある(テレビドラマのほうが深刻だが)。
・テイク(報酬)がない場合に何もしない
デメリット
→直接利益になると考えた行動以外何もしなくなる
会合などに出ない(対応できない企業のほうが深刻だが)。
こんな感じで、ゲームだけのせいではない点の方が多いが、ゲーム大好き人間から見たゲームの弊害をとりあえずあげた。
実際、いろんな業務やってて俺やその他の人の、ゲームから受けた弊害になりうるんじゃないかというとこんな感じ。
他にもあるかもしれんけど、逆にゲームが原因じゃないだろってのもある。
頭いい悪いとかコミュ力とかはあまり関係ないと見ている。
大きな難点は、勝ちが決まったことがわかった時にしか動きたがらないことではないかと見える。
正直、今の政府や企業の経営陣が持つ問題点そのもののような気もするが、それはさておき。
俺は上記の問題点において、ゲーム脳的なものはあると踏んでいる。
さて、それをゲームデザインで解消できるかというと、ゲームでは難しいところ。
ただ、ゲーム批判された際に対抗する場合、こういったゲームのデメリットは把握しておきたいと思う。
ゲーム脳(笑)に関してはこれで終わり。
それは、テトリスとかやってると脳からβ波が発されてα波足りないから、アルツハイマーっぽくね?
という点でゲームばっかりやってると認知症っぽいという話(てきとう)。
そらちゃうやろ、と言うのがやはりゲーム関係側からの反論なのだが、論を覆す事自体はともかく、ゲームが悪影響じゃないか、という点については特に話を聞かない。
とはいえ、森とかいう博士は、こんな感じで分析したそうな。
ゲームでは視覚と運動の神経回路だけが働き、「考える」ことが抜け落ちる。
ゲームを長く続けると、前頭前野の活動低下が慢性化する。
テレビなどの視覚刺激になれた人(ビジュアル脳)はゲーム脳に移行しやすい。
んなアホな、と思う人も多いかと思うが、個人的には「この状態自体は確かにゲームやり過ぎると有りうる」とは俺も実は思ってる。
問題なのは、それはゲームだけか?
という点。
まず、テレビなどの視覚刺激になれた人(ビジュアル脳)はゲーム脳に移行しやすい。という点。
むしろこれは、テレビ自体がそもそもゲーム脳を生んでいるだけじゃないか?
故に、これはゲーム脳ではなく、テレビ脳と名付けるべきであった。
んで、ゲームを長く続けると、前頭前野の活動低下が慢性化する。点。
確かに前頭前野の機能を考えると、ゲーム中は落ちると思う。
でもそれって集中してるってことだから、他にも集中が必要な業務だと落ちるんでね、と思ったらプログラミング中や将棋中も機能が落ちるらしい。
何かにずっと集中するのは、ある意味ではデメリットはあるが、メリットになることもあるから何とも。
これに関してはゲームばっかりやってちゃダメ、くらいで済む話で、なんとか脳を持ち出す意味は無い。
最後に、ゲームでは視覚と運動の神経回路だけが働き、「考える」ことが抜け落ちる。
これが問題。
これは正しいし、間違い。
正しい部分は、”視覚と運動の神経回路だけが働き、「考える」ことが抜け落ちる”点。
間違いの部分は、”ゲームでは視覚と運動の神経回路だけが働き”の点。
ゲームによるとしか言えない部分を、ゲームが全て持っている要素、と言っているのが問題。
森とかいう博士の頭の中では、ゲームは全て覚えゲーアクション(パズル)だという先入観があったんじゃないかと思っている。
テトリスなり、マリオなり。
確かにそういう要素を重視したゲームが多いが、そうではないゲームもあるので、ゲームと一緒くたにした点が問題なんだろう。
というわけで、ゲーム脳の論については(笑)をつけていい類の論ではあるが、しかしゲーム脳と呼ばれても良い悪影響要素が本当にないか、と問われれば、俺は「ある」と答える。
ゲーム慣れした人の問題点をあげつろう。
・常に最適解を求める
デメリット
→最適解以外の行為を拒否する
基本的に、コミュニティ障害呼ばわりされる可能性が高い部分。
・リスクテイクできない
デメリット
→失敗を恐れて何もしない
攻略本、攻略Wikiの弊害で、失敗したくない感が強い。
・不明な情報はないものとする
デメリット
→予測に頭を使わず、結果から「運」で片付ける
情報から答えを抽出するため、情報がない部分について考えなくなる。
・状況は変化しないものと思い込む
デメリット
→枝葉末節部分での状況変化についていけない
ゲームは一端状況が固まったら、その場は状況が変わらない事が多い(その部分もプログラムしないとならないため)。
・努力は必ず報われる
デメリット
→努力(がんばり)だけでは何とかならない壁を乗り越えられないことに気づかない
RPGの経験点システムが生んだ悲しみのゲーム脳(部活動のほうが深刻だが)。
・待ちの恋愛になる
デメリット
→相手がフラグを立てない限り、恋愛モードにならない
ゲームでは状況が押し寄せるために、自分から行動する必要がないため(アニメの方が深刻だが)。
・データを信用し切る
デメリット
→実際に起こっていることよりも数字を信じる
「ここにこの数字が出てるから、こう」というのを露骨に主張する(試験勉強のほうが深刻だが)。
・死んでも生き返ると考える
デメリット
→死んでも大丈夫だと思い、やりすぎたりする
当人の世界観によるし、なんとも言えないけど一応(漫画のほうが深刻だが)。
・銃器など危険物に鈍感になる
デメリット
→実際に目にすると、危機意識が薄すぎるか、過度に怯える
使ったらどうなる、への想像力への影響はある(テレビドラマのほうが深刻だが)。
・テイク(報酬)がない場合に何もしない
デメリット
→直接利益になると考えた行動以外何もしなくなる
会合などに出ない(対応できない企業のほうが深刻だが)。
こんな感じで、ゲームだけのせいではない点の方が多いが、ゲーム大好き人間から見たゲームの弊害をとりあえずあげた。
実際、いろんな業務やってて俺やその他の人の、ゲームから受けた弊害になりうるんじゃないかというとこんな感じ。
他にもあるかもしれんけど、逆にゲームが原因じゃないだろってのもある。
頭いい悪いとかコミュ力とかはあまり関係ないと見ている。
大きな難点は、勝ちが決まったことがわかった時にしか動きたがらないことではないかと見える。
正直、今の政府や企業の経営陣が持つ問題点そのもののような気もするが、それはさておき。
俺は上記の問題点において、ゲーム脳的なものはあると踏んでいる。
さて、それをゲームデザインで解消できるかというと、ゲームでは難しいところ。
ただ、ゲーム批判された際に対抗する場合、こういったゲームのデメリットは把握しておきたいと思う。
ゲーム脳(笑)に関してはこれで終わり。
ゼルダの伝説ブレスオブザ・ワイルドクリアした
デジゲー博行ってきた
ゲームデザインの魔導書02ゲーティア読んでみた
killykillyJOKER HARDとかいうクロスビーツREVの戦犯
デジゲー博2015行ってきた
コミケ戦勝品 押して参ると謎の未完成音ゲーサウンドトラック
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Posted by keel at 17:12│Comments(0)
│ゲーム/いろいろ