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2017年04月15日

『装甲騎兵ボトムズ』

最初に見たのは30も過ぎた頃のこと。
その時、すでに放映から30年近く経過しており、すでに過去の遺物とも言えた。

そこで俺が見たのは、ウドの街が崩壊するシーンだった。
最初に見たのがウドの街崩壊(その時はウドという街の名前は知らなかった)なのだが、このシーンが当時すでに古いアニメだったのにもかかわらず、物凄く衝撃のある画に感じた。
激しいロボットの攻防、崩落する巨大な要塞群。
嘘だろ、これ…と漏らし、つい、誇大表現なく、固唾を飲んだ。
そこにまつわるストーリーなど一切知らない状態で、そのように感じた。

そして、このアニメを続けて見てみようと思ったのだ。

そうして、クメン編をずっと見た(クメン編と呼ばれていることも後で知った)。
これは、臆面もなく幼い表現をしてしまうが、凄く面白かった。
今で言えば、「すごーい!」だ。
元々良作の定評を聞いていたのだが、まさかこれほどまでとは…というのは本心からのことだ。

ただ、見ていて気になったのは、これはアニメというよりは洋画っぽい印象がある、ということか。
ロボットアニメ的に機械に乗り込むが、よくある目立つ主人公機ではなく、乗り捨て上等のそこら辺の兵器みたいな扱いなので、銃的なものに置き換えて考えると、記憶の中にある戦争映画の印象があった。

その中で、おちゃらけ寄りの主人公の周囲の人間たちが、かえって人間味を感じられたのがまた良かった。

…が、それはクメン編で終わり、その後の話が極めて退屈に感じてしまい、視聴をやめた。
確か、GYAOかどこかで無料毎日放映してたのを見ていた覚えがあるのだが、クメン編が終わった2つ後でやめてしまった。


その後、二年ほど前に再び見る機会があり、今度は一話から鑑賞した。
ただ、この時はすでにスパロボである程度情報を得ていたので、予備知識はゼロではなかった(最初に見た時は、タイトルと評判くらいしか知らなかった)。

ウド編は、クメン編ほどではないにしろ、面白かった。
どうも物理的に無茶な部分も見え隠れしたりしたが、そこは雰囲気ということで気にならなかった。
周囲の仲間が、最初は態度が違うことに面白みがあった。


久しぶりのクメン編、これは最初に見た時の衝撃に比べると控えめで、余裕を持って見ることができたため、例の彼の滑稽さを笑うこともできた。
最初に見た時は、ホント酷い奴だな、と思いもしたものだが、二度目はさすがに末路を知っていたため、逆に感心することすら覚えた(後で他人の評を見たら、似たような人も結構いたようだった)。


次の、前回は途中で見るのをやめたサンサ編だが、これは見るのをやめた後が面白くなっていたので、これは当時失敗したな、と痛感した。
ただまあ、ウド編クメン編に比べるとちょっと落ちるので、そこまでの後悔があるわけでもなかった。


最後のクエント編、シャッコが再登場するのだが、再登場自体は他媒体で知っていたため驚かなかった。
あと、再登場するまでわりとだるい展開があったので、これもウド編やクメン編から見てなかったら、飽きていたかもしれない。

この話は、オチとも言えるストーリーのはずではあるが、正直そこまで面白いとは思えなかった。
というか、うまくオチをつけづらかったのだろうか? とまで思った。

とは言え、それなりに楽しんだのは言うまでもない。


総合すると、前半は文句なし、後半は微妙という、少し残念な印象が残ったが、楽しいかどうかと言えば、古いアニメにも関わらず楽しかった。
正直言うと、最初に見た衝撃以上のものは得られなかったが、それでも通して一度見たのは悪くなかった。
それと、主人公が思ったより喋るので、イメージとのギャップはあるものの、逆にそれが良く見えたりもした。
そういえば、あの時、久しぶりに苦いコーヒーを飲むことにしたのも覚えている。


装甲騎兵ボトムズについてはこれで終わり。

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