北の竜骨

やっとであえたというのに、わがどうほうに「せごーさまのもとへみっしょをうけとりにゆけ」としれいをだされた。うーん、しかたないなー。ぼくがいなくちゃこのうらしゃかいだめなんだね。

さあ、ばしょをきいてやかたについた。
えらそうなおっさんがでてきて、せいむにかかわるだいじなみっしょだからぜったいによむな、だって。へ〜、なにがはいってるんだろ…
って、あれ？　ユンピョウのやつかってによんでるよ！　さすが、ぼくのきもちをわかってる。

ないようは、ひめさまらぶりん（いやく）。

うわーはずかしー。なんてだいじなみっしょなんだー。
っつうか、ヒュウヒュウひめはぼくのだ、ばか。

いままでのぼくのしごとぶりはみられていたらしく、みごと、けっしゃいんとしてみとめてくれることになった。
ぼくのしごとぶりなら、こんなものだ。

と、そこにおうさまのつかいが。

ひめさまがさらわれた！

な、なんだってー！？　ぼくの、ぼくのひめさまが！　なんてこった、いますぐむかえにいくぜ！

まちをでると、とちゅうであばらやがあったのではいってみた。というかじゃまでここをとおらないとさきへすすめない。

なかには、わかいおとこ。ぼくのことをにいさんとよんでくれる。ということは、おとうと？　なかなかはなしのわかるおとうとだ。
つぎにでてきたのはへんなおっさん。くそみそにぼくをばとうしてさっていった。なんだかわかんないけど、おとうとがいうにはおとうさんらしく、あれでぼくがかえってきてうれしいんだそうだ。へんなの。

そのあと、ユンピョウはやかたのごふじんとよろしくしていたみたいだけど、よくわかんなかった。いつもこうなんだもん、ユンピョウ。もう、やんなっちゃった。

さて、りっぱなやかたをでたのはいいけど、そういえばかじやでぶきをきたえるのわすれてたなあとおもってまちにもどろうとしたら…

も、もどれない！　やかた、じゃま！

おかげですぐにでてきたいぬに、そくかみころされちゃった…ユンピョウ。

きょうはこれでおわり。

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