2008年03月04日
『ガンブレイズウェスト』
連載がどれだけ続くか? 続けられるか?
そいつを知りたがるのは打ち切り漫画の本能なんだ。
路線変更が呆れられるほどになる頃になっても引きずる駄作もあるくらい、本当にどうしようもないものなんだ。
OK、フレンド。
夢見た巻数で待っている…『ガンブレイズウェスト』。
そいつを知りたがるのは打ち切り漫画の本能なんだ。
路線変更が呆れられるほどになる頃になっても引きずる駄作もあるくらい、本当にどうしようもないものなんだ。
OK、フレンド。
夢見た巻数で待っている…『ガンブレイズウェスト』。
最初に断っておくと、俺はこの作品を単行本で読んだ。
従って、連載の状況など一切知らない。
そのため、事情を知らないことでテコ入れ箇所はまったくわからないことを記しておく。
読んで初めに気になったのは、主人公のお姉さん(眼鏡)が21歳で独身だということだった。
眼鏡だから気になったというのは嘘ではないが、それよりこの時代のこういう村で21歳で独身の女性というのはきちんと存在できていたのかどうか不安だ。
本人に何か問題があるようにも見えないし、なんか、気になった。
先生という設定からなんだろうけど、19歳でも良かったんじゃないかなあ…
主人公が旅立ちたいと言っていると、家族がいないから不安とかつぶやいていたが、いや結婚しろよとか心の中でツッこんでしまった。
文句は言っているが、このお姉さんは好きですヨ? 本当はベタだけど、色々混ざって変なキャラになってるし。
特筆すべきはマーカス。
作者自身、見た目もかっこ悪いキャラを念頭に置いたらしいが、これが非常にカッコイイ。
弱い男が意を決して立ち向かう姿は、これはまたジャンプの王道。
話の流れ上、最初の5話でメインと言えたのは彼だろう。
そして、作品全体を通してメインと言ってもいいくらいかもしれない。
ラストも、やはりそういう印象があったからああなった、と思えもする。クサいけど、俺は嬉しかった。
旅の序盤というか開始直後で最初の仲間は少し早いのかもしれなかった。
もしかして、ここですでに先が短いと予告されていたのか?
…作者の言を信じるならば、後先のことなんて考えてなかったのだろうけど。
最初の仲間と連れ立ったとこで、ある意味山場は終わった。
とにかく後半は、作者の言い訳どおり出したかったキャラを立ち位置組み換えたりして出していったように思える。
また、キャラはどれもそこそこいいとは思っているが、ヒロインだけはどうにも…
作者のお気に入りで、人気もあるよ!
というのは本当なのかと疑った。まあ、なんでも余裕の上から目線な完璧超人ってどこにでも需要はあるけど。
俺はこの作品における失敗の一番のポイントとして、このヒロインを挙げておく。
顔がなんかのアニメのキャラっぽいとかそんなの関係ない。これはキャラ内部の問題だ。
お姉さんか、仲間の妹の方がまだヒロイン然としていた。
それに、天才には天才の描き方があると思う。別に苦悩すれってわけでもないけど。
全体的な感想としては、5話で終わった感じ。
旅立ちまでの話は面白いんだけど、ですべて終わっている。これは、仲間も含めてかもしれない。
恐らくは、旅をするにあたって大きなわかりやすい目的地はあっても、人物の存在がないのが問題か。
漫画じゃなくて、RPGならうまく行ったのかもしれないが、人気がなくなれば打ち切りの週刊ジャンプには似合わない流れではあった。
ただ、この作者だと練りこむと返って陳腐化しそうなイメージがあるので、長期の視野を持って描けばよかったのに、とも思わなかった。
でも、さすがに準備不足で見切り発車は大抵の作家にはキツいものがありそう。
ちょっと、もったいないという、打ち切りとしてはありがちなものだったけど、どうしたらうまく行ってたろうかと考えると非常に悩ませる作品だった。
蛇足として、この作者の作品では、前作の読み切り(あくまで読み切り)が一番好きだ。で、同じくらい、最初の5話が好きだ。
忘れてたけど…この漫画、西部劇なので念のため。
読んでるとすっかり忘れるんだよね…
今日はこれで終わり。
従って、連載の状況など一切知らない。
そのため、事情を知らないことでテコ入れ箇所はまったくわからないことを記しておく。
読んで初めに気になったのは、主人公のお姉さん(眼鏡)が21歳で独身だということだった。
眼鏡だから気になったというのは嘘ではないが、それよりこの時代のこういう村で21歳で独身の女性というのはきちんと存在できていたのかどうか不安だ。
本人に何か問題があるようにも見えないし、なんか、気になった。
先生という設定からなんだろうけど、19歳でも良かったんじゃないかなあ…
主人公が旅立ちたいと言っていると、家族がいないから不安とかつぶやいていたが、いや結婚しろよとか心の中でツッこんでしまった。
文句は言っているが、このお姉さんは好きですヨ? 本当はベタだけど、色々混ざって変なキャラになってるし。
特筆すべきはマーカス。
作者自身、見た目もかっこ悪いキャラを念頭に置いたらしいが、これが非常にカッコイイ。
弱い男が意を決して立ち向かう姿は、これはまたジャンプの王道。
話の流れ上、最初の5話でメインと言えたのは彼だろう。
そして、作品全体を通してメインと言ってもいいくらいかもしれない。
ラストも、やはりそういう印象があったからああなった、と思えもする。クサいけど、俺は嬉しかった。
旅の序盤というか開始直後で最初の仲間は少し早いのかもしれなかった。
もしかして、ここですでに先が短いと予告されていたのか?
…作者の言を信じるならば、後先のことなんて考えてなかったのだろうけど。
最初の仲間と連れ立ったとこで、ある意味山場は終わった。
とにかく後半は、作者の言い訳どおり出したかったキャラを立ち位置組み換えたりして出していったように思える。
また、キャラはどれもそこそこいいとは思っているが、ヒロインだけはどうにも…
作者のお気に入りで、人気もあるよ!
というのは本当なのかと疑った。まあ、なんでも余裕の上から目線な完璧超人ってどこにでも需要はあるけど。
俺はこの作品における失敗の一番のポイントとして、このヒロインを挙げておく。
顔がなんかのアニメのキャラっぽいとかそんなの関係ない。これはキャラ内部の問題だ。
お姉さんか、仲間の妹の方がまだヒロイン然としていた。
それに、天才には天才の描き方があると思う。別に苦悩すれってわけでもないけど。
全体的な感想としては、5話で終わった感じ。
旅立ちまでの話は面白いんだけど、ですべて終わっている。これは、仲間も含めてかもしれない。
恐らくは、旅をするにあたって大きなわかりやすい目的地はあっても、人物の存在がないのが問題か。
漫画じゃなくて、RPGならうまく行ったのかもしれないが、人気がなくなれば打ち切りの週刊ジャンプには似合わない流れではあった。
ただ、この作者だと練りこむと返って陳腐化しそうなイメージがあるので、長期の視野を持って描けばよかったのに、とも思わなかった。
でも、さすがに準備不足で見切り発車は大抵の作家にはキツいものがありそう。
ちょっと、もったいないという、打ち切りとしてはありがちなものだったけど、どうしたらうまく行ってたろうかと考えると非常に悩ませる作品だった。
蛇足として、この作者の作品では、前作の読み切り(あくまで読み切り)が一番好きだ。で、同じくらい、最初の5話が好きだ。
忘れてたけど…この漫画、西部劇なので念のため。
読んでるとすっかり忘れるんだよね…
今日はこれで終わり。
Posted by keel at 00:47│Comments(0)
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