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2009年04月24日

『ソードブレイカー』

四天王とかそういう代名詞つけちゃったんで、今回の作品が想定できた人は少なくないはず。
打ち切りの教科書『ソードブレイカー』。

これがデストローイ…これが梅澤春人…
まさにデストローイな展開の現世編と、これが昔の梅澤! な異世界編とに分かれたこの作品。
どっちが好きと言われてどっちかを回答する奴は素人。

当然、どっちもでしょ?

もはや旧き伝説となった「無敵の未成年様」や「魔城ガッデム」、対する梅澤ファンタジー。どちらかを持ち上げることなんて到底できない。
そういう作品だということをまず断っておく。

ちょっと変にノリノリ過ぎてナンだが、とりあえず俺はこの梅澤ファンタジーを見てかなりうれしかった。
酒呑ドージのころが好きだった俺としては、こうで? なくっちゃ! と思ったもの。

もちろん、ハレルヤを喜んで読んでた俺としては、現世編も好きだ。
現世は現世でいいのだが、メインはやっぱり異世界編になってしまう。


そういう内容に関しない感想はともかくとして、まあこの作品はやばい。
行き過ぎた何かがあるというか、なんかタガが外れた感じだ。
誰も止めなかったのかよ! という作品ってわりとあるんだけど、たまにこういう、誰も止められないんだよ! というものがある。
これが代表例の一つだ。

基本的にはスタンダードで、和製コンピュータRPG的な雰囲気をベースとしたファンタジーなのだが。
なのだが。
敵というか悪役がホントすごい。
何がすごいと言うと、デザインと台詞回し。
ネーミングセンスは、ガッデムを除けばそこまで逸脱しているわけじゃなく、むしろなんかわりとありそうなソレだったりする。
悪役が心底悪というのは、なかなか類を見ない。
悪役は憎まれてこそ悪。こういう大雑把な物語でしか存在し得ない存在だが、逆に言えばそういう物語であれば登場させる必要があるキャラクター。
それをきっちり役割果たさせているので、その点は評価したいところ。

特に人間の頭蓋骨で塔を作るなんていう発想は、もう俺が十年以上思いもつかないようなネタだった。

けど、とりあえずあんな遠くの城を一撃で破壊できるなら何でちまちまと人間を殺すんだろう…とかそういう疑問は持たなくてよい。

一話一話も見せ場があり、やっぱりどこかすごいシーンが出てくる。変形とかもそういうの。
そんなすごい作品なのだが、面白いと聞かれると…どうなんだろ。

漫画を語るために読む必要こそないが、打ち切りを語るならば見ておくべき作品だろう。

今日はこれで終わり。

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